オオトモマキからの “超個人的” 情報発信トポス

布は傍らで語る〜

脳の襞を増やすべく、この度ボケ防止的に新たにスタートです。旧「布は傍らで語る」ブログ(2009.10~2010.05)もやってました。
昨今は日本←↓↑→メキシコ行ったり来たり。
超私的な好みでアンテナにひっかっかったメキシコや日本の物事柄を綴っていければと目論んでます。

*ここに紹介されている情報(展覧会やイベント情報、はたまた所在地など)は、月日とともに、知らぬ間に、中止や変更があるかもしれません。
ですので、お出掛けの際には今いち度ご自身で情報確認されることをおすすめしまっす!

2011年4月25日月曜日

我らはプルケの子供!! 3ra Feria del Pulque y la Barbacoa, Ixmiquilpan, HGO


メキシコはちょうど先週末からSemana Santa:聖週間があり、日本で言うところのゴールデンウィークでした。
そんな、どこもかしこも観光客でいっぱいになるバケーションですが、私は“研究調査”という名目のもと…イダルゴ州・イスミキルパン(Ixmuquilpan, HGO)へ出掛けていました。
本命は以前も紹介したixtle: マゲイから抽出した繊維でつくられた糸やその生産品、またその生産者を訪ねることでしたが、偶然にもイスミキルパンにて イダルゴ州の二大特産品であるプルケとバルバコアのフェア: Feria del Pulque y la Barbacoa なる魅力的なイベントが開催されていると知り、マゲイ繊維の研究をしているにも関わらずプルケを飲んだことがなかった私が行かない訳にはいかない!ということで、プルケ初体験レポートです。

Pulque : プルケとは…マゲイ(リュウゼツラン)から取れる水分:Agua Miel (アグア・ミエル)を発酵させてつくったアルコールの一種です。製法としては日本の“どぶろく”に似たようなもので、または韓国のマッコリ(両方とも原料は米ですが)。
マゲイが豊富なイダルゴ州では、街にPulquería: プルケ専門の飲み屋があったり、朝取れたプルケを道端で売っていて、その周りにおじさんやおばさん(年配の方々)がたむろして飲んでいる光景を目にします。

このプルケ・フェアは小規模だったので4~5件程しかプルケ屋台がなかったのですが、その一件の人たちと仲良くなり3日間通うことに。


というのも、このプルケ屋の店構えがイカしていたので写真撮影させてくれとお願いし、快くOKをもらったと同時にプルケの試飲攻めに合い…いろんな味を飲ませてもらったのです。


イチゴとチェリー味の “beso de angel : 天使のキス” は甘酸っぱい。
セロリ、リンゴ、パイナップルなどが入った “fibra : 繊維” はお通じに良さそうです。
マゲイから抽出した水分Agua Miel (アグア・ミエル:トップの画像の白い液体)をベースに、そこに果物や野菜の絞り汁を入れて色んな味を作っているようです。他にはトマト味、松の実と牛乳のクリーミーな味もありました。
いろいろ試したけれど、味のついていないナチュラルなプルケ:アグア・ミエルが私は一番好きでした。発酵後の酸味と甘さ、そして独特のトロ味がなんとも言えず、しかしフレッシュな味わいがあります。
アルコール度数は高くないのですが、酔っぱらう度数(?)が高く、しかも目が回るという話。私自身は酔っぱらった!という感じでなかったけれど、イベント会場でプルケを片手に真っ赤な顔でロレツが怪しいおじさんを数名目にしたので、回り方が独特なのでしょう。
私の場合、夜やけにお腹にガスが溜まった感がしました。


そして、2日目。プルケ屋のセニューラのゴルディータスをご馳走になる。とてつもなく辛かったけれど、手作りのサルサが激旨でした。
そして、3日目。ご馳走していただいてばかりだったので、美味しそうなゼリーを手土産にして挨拶に行ったのですが、またもやプルケ、そんでもって近くの屋台でバルバコアも。あのバルバコア(羊肉を地面に作ったオーブンで焼いたもの)、今までで一番旨かった気がします。

やはり、旅ではその土地の旨いものを食わずして、その土地の文化は分からない!!
ixtle調査で訪れた村のセニューラのお宅でも、ちょうど昼ご飯にお邪魔してしまい…ご飯にお呼ばれ。
他の村でもタコス屋のセニョーラと話していて、マゲイの花のケサディージャをご馳走になったり。
それこそ、今後は昼時間を狙って行くのが一石二鳥だ、なんて考えるくらいです。

「ヨネスケの突撃!隣の晩ご飯」やってる気にすらなります。
メキシコではデカイしゃもじじゃなくて、何を持ったらいいのかしらん。

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