オオトモマキからの “超個人的” 情報発信トポス

布は傍らで語る〜

脳の襞を増やすべく、この度ボケ防止的に新たにスタートです。旧「布は傍らで語る」ブログ(2009.10~2010.05)もやってました。
昨今は日本←↓↑→メキシコ行ったり来たり。
超私的な好みでアンテナにひっかっかったメキシコや日本の物事柄を綴っていければと目論んでます。

*ここに紹介されている情報(展覧会やイベント情報、はたまた所在地など)は、月日とともに、知らぬ間に、中止や変更があるかもしれません。
ですので、お出掛けの際には今いち度ご自身で情報確認されることをおすすめしまっす!

2011年8月31日水曜日

メキシコにトリップのひと時!映画『グッド・ハーブ』  Las buenas hierbas


昨年の9月あたりにメキシコで上映されていて、当時見たかったけど逃し、帰国する前にDVDを探したのだけど見つからず…そしたら日本で公開しているとのことで約1年越しに見ることができた映画『グッド・ハーブ(Las buenas hierbas)』
日本にて、愛しのメキシコにトリップできた幸せのひと時でありました。


あらすじはホームページなどを参照いただくとして…
映画の世界観がとっても心地良かったです。
自分の住んでいた街、使っていた駅、行ったことのある植物園などなどが登場しまくりでしたし、主要人物の親子(特に母親:ララ)がメキシコ各地のウィピルやブラウスを着こなす姿がとてもかっちょ良かったです。

これはメキシコで見ずに、日本で見て正解だったなと。
今の私にとっては「無いものねだり」的な感じで映画の素敵度が強調されたこともあるかと思います。

タイトル:『グッド・ハーブ』とあるように、この映画の世界観には『薬草』が重要な役割を果たしています。
メキシコでも西洋医学による医療がメジャーではありますが、同時に薬草を使用した予防や治療なども残っています。
チャムラのママも、山に行くと「どの草が何に効く」など教えてくれました。
人によって経済的に病院に行くことが難しいという理由もありますが、そうでない人の間でも日本で言う「おばあちゃんの知恵」的にその知識は伝承されている様です。


メキシコで買ったこの冊子:『El Poder Curativo de las Plantas (植物の治癒力)』『Poder Curativo de Jugos y Tés (搾り汁とお茶の治癒力』。メキシコで薬草として使われている植物と使い方、その効能などがシンプルに書かれてます。
気が向いたときにでも勉強しようかと思っております。
スペ語の忘却を少しでも免れるために…。




2011年8月20日土曜日

アーティスティック手漉き紙の工房を見学! Taller Leñateros en San Cristobal de las Casas



このブログ、月に3回更新できれば上出来!というスタンスなので、情報サイトとしてまだまだ足りない〜とも自負しているのですが…。しかし友人・知人に「メキシコのおすすめ」を聞かれた際には「このブログをば見ておくんなさい」と投げることができるので、超個人的には説明いらず!の便利なサイトになったな〜とも感じている今日この頃。
さて、先月末に晴れて一年ぶりに日本へ本帰国したわたくしですが…
アップしていないメキシコネタがまだ手元にあるので、当分はメキシコ情報を続けていきたいと思います!

今回は、以前ココでもちょろっと出したChiapas州、San Cristobal de las Casasの中心にあるTaller Leñaterosを見学した時の模様です。
サンクリに行くたびにここのポストカードを買いまくり日本の友人たちに送りまくっていたのですが、工房におじゃましたのは今回がお初でした。

工房の説明などはHPの日本語説明を読んでいただくとして…


工房に到着後、なかでゆる〜く働いてる人たちに挨拶しましたら「工房見学したいの?」と聞かれたので「ぜひに!」と意気込み返事。
チャボのゆる〜い説明付きで各作業場を回ることができます。

パルプづくりの作業場でひときわ目を引いたのがこのサイクリング・パルプ粉砕器!

見た瞬間「おおっ」と笑いながら反応ししてしまった…そしたら近くにいたおばちゃん(おねえちゃん?)が使い方を説明してくれたのですが、なんともそのハッピーな姿にまたニンマリしてしまった。「やってみる?」と言われたので聞かれたことにこれまた驚き、「いや、だって自転車乗ってるのと同じやん」とニンマリとお断りしてしまったけど、今考えると乗るべきだったな。
なんでもやってみよう!の精神は重要です。




古紙をリサイクルしたり、バナナの茎の繊維を材料にして紙づくりもしています。
パルプ自体を細かくしすぎず素材感を残したままの紙や、花びら樹皮を混ぜたようなものもあり、テクスチャーにかなりオリジナリティがあって好きなのです。色も鮮やかなものから渋めのものまでバリエーション豊かですし、なによりもその紙にプリントされる絵柄やデザインが力強くてもろに私の好みです。とてもエネルギッシュです。
この地域に暮らすマヤ系のアーティストたちが運営しているとのことで、ポジティブな意味でとても自(民族)尊心の強いマヤの人びとのそうした思想や世界観が現代的にかっちょ良く表現されていると思います。


直営ショップがGuadalupe通りにもあるのですが、この工房併設のショップはさらに豊富な品揃えです。
出版物も発行していたり、版画アーティストとコラボレーションして制作や作品発表もしたりしていて、そうした活動もステキです。

ぜひ、いつかレニャテーロスに名刺をつくってもらいたい。

Taller Leñateros
Calle Flavio A. Paniagua 54,
San Cristóbal de las Casas, Chiapas México
*工房は朝〜17:00頃まで(だった気がします)のOPEN
Guadalupeのショップは日曜休(土曜も?)うる覚えでごめんなさい…