オオトモマキからの “超個人的” 情報発信トポス

布は傍らで語る〜

脳の襞を増やすべく、この度ボケ防止的に新たにスタートです。旧「布は傍らで語る」ブログ(2009.10~2010.05)もやってました。
昨今は日本←↓↑→メキシコ行ったり来たり。
超私的な好みでアンテナにひっかっかったメキシコや日本の物事柄を綴っていければと目論んでます。

*ここに紹介されている情報(展覧会やイベント情報、はたまた所在地など)は、月日とともに、知らぬ間に、中止や変更があるかもしれません。
ですので、お出掛けの際には今いち度ご自身で情報確認されることをおすすめしまっす!

2010年9月17日金曜日

ひと晩限りのスペクタクルは… Bicentenario Independencia d México



ああ、個人的には特に盛り上がらない行事である9月16日の独立記念日。
今年は独立から200周年!そんでもって革命から100周年!って…国の力と金の入れようが半端じゃないという噂は聞いてましたが、昨晩のソカロ(日本で言うと国会議事堂前的な?)での『VIVA MEXICO』雄叫びまでのスペクタクルが凄すぎて、なんだかんだで普通にたのしんでしまいました。

マスコミ、身近な人々の意見、そして私的な見解も含めてなのですが、昨晩の『祭』を単純に心から祝い・喜ぶという空気は想像以上に薄かったな〜と感じました。初めてソカロでのグリートを生体験したけれど、鳥肌立つほどの群衆エネルギーは感じなかったしな。『メキシコの新たな誕生』とか『誇るべき我が国・メキシコ』的スローガンがアナウンスや司会者から何度も発せられてたけど、そこに集まっていた人々の反応は冷静。カルデロン大統領が『ビバ・メヒコ』と国立宮殿から国旗を掲げながら叫び、それに続いて群衆もリピートするのですが、思いのほか叫んでない人も多かったのも事実。そして必死になって叫んでいた人がいたのも事実。
近くにいたおばちゃんと娘が『ビバ〜!』と叫んでる顔を客観的に凝視してしまい…ああ、『国家』って一体何なんでしょうね。

政治的な側面は置いといて…
バルーン・ファイヤーに花火・人文字・プロジェクションなどの最新技術?もりもりのスペクタクルによって『素晴らしきメヒコ』を表現したイベント。わたしのお気に入りは、メキシコのシンボル=緑・白・赤(メキシコ国旗の3色)のノパル(ウチワサボテン)のフィギュアを頭にくっつけた黒子たち。ゆるすぎます。白いノパルって…赤いノパルって…無理矢理すぎます。
私がこのイベントに参加するのであれば、迷わずこのノパル集団として!と考えてました。

白は絶対嫌ですけど。





あと、この祭の日にル・クレジオ(Jean Marie Le Clézio)が Orden del Águila Azteca(ワシ・アステカ勲章)なる受賞のために来墨していたことを知りましたー。

新聞記事:
La Jornada 『El Águila Azteca a Rigoberta Menchú, Jean Marie Le Clézio y William F. Austin』

1967年から数年間メキシコに滞在。インディオの村に身を置きながらミチョアカン報告書の翻訳に従事していた彼。今福さんの『荒野のロマネスク』に、その当時のクレジオの様子が書かれていて、私にとってそこから得た彼の印象はとても崇高なものでした。昨年の11月の東京大学での講演会にはわんさか人が来ていたなー。溢れた人は別講堂で中継での聴講だったのだけど、講演終了後にそちらにも顔を出してくれて挨拶・質疑応答に応じてくれました。
やっぱり、常にそういう『態度』でいれる人。
そういう人を信じていたいし、自分もそうでありたいと思うのです。

と、ビセンテナリオからは話がずれましたが…
色んな意味でたのしかった〜 “オフィシャル” でのメキシコ独立200周年記念式典でした。

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